駅名しりとりの旅 <2日目>
この記事はこちらの記事の続きです。
1日目はマキノにて素晴らしいホテルに宿泊することができました。
それがとんでもなく幸運であったことをこの後私たちは知ることになるのです…
3rd choice
3回目の選択をするときがやってきました。マキノの『ノ』からはじまる駅名の候補は以下のようになっていました。
さすがにゆっくり考える時間があったので今回は悩みに悩んだようです。野々市と野々口とか、似ていますが全く別の場所にありますしね。
ここで選ばれたのは………①の野田新町(愛知県刈谷市)でした。
メンバーの内の一人は愛知県出身。「おい!」と他の子に攻められると同時に「これ、帰省やん……」と嘆いていました笑
米原、大垣ループ
早朝、出発してさっさと野田新町をクリアしようという方針になりました。
このあたりの駅は大体米原、大垣を経由して向かうのであまり目新しさがないんですよね、実のところ。
まあそういうわけで野田新町駅です。
このときの私は思いもよりませんでした。ここでの選択が大きく明暗を分けることになるとは。
4th choice
ついてすぐ、改札前で次の選択肢です。野田新町の『チ』からはじまる駅名は以下のようになっていました。
早速悩む一行ですが…
まず③の中部天竜について、さすがに地理よわよわの人をレギュレーションとしたとはいえ、天竜が静岡あたりにあるということはわかったようです。そして実質4択という状況を作り出します。
ここで私はある提案をしました。
「ライフライン、使わないんですか?」
そうです、駅名しりとりの旅 <前日譚>に書きましたように、この旅には救済措置が設けられていました。
テレフォン、50/50、オーディエンス。
この提案から、彼らはテレフォンを使う選択をしたのです。
ばれていく、選択肢のエグさ
テレフォンをかけたのはメンバーの一人の同期らしい。企画の説明と選択肢を教えたところ、以下のような回答が帰ってきました。
「天竜は静岡!あと茅野は長野県やったと思う。」
運命の分岐点
僕は親切なのでひとつ、教えてあげました。
「この中に1つ、京都の駅があるよ!」
果たしてそれが茶屋町なのか、千代なのか、千代川なのか。
しばらくの間あれでもないこれでもないと言い合っていたのですがここで突然積分君が「千代にしようぜ!」と言い出します。
勢いも大事だ、ということでみんなそれに乗ったのですが……
「千代駅は…
長野県です!」
こう発表したとき、みんなの目の色が変わったのがわかりました。
この時点で2/5の選択肢が長野県であったことがわかります。GMはいったい何を思ってこんな選択肢にしたんでしょうか。
こうして2日目は長野県秘境駅探索の旅へと変貌してしまったのです。
長い旅路
実を言うと、飯田線は僕の思っていたよりも過酷なところではありませんでした。
ホトンドノコウテイネテタシ
ずっと座っていられる、というのも大きかったですね。
とはいえ長時間の移動は応えます。
私たちは愛知県豊橋駅から47駅・3時間半かけてやっとの思いで長野県飯田市、千代駅に到達したのでした。
実はこの日は雨が降っていて疲れのたまった私たちにはかなりこたえていたのでした。
でも、この天候こそ上の写真のようにとてもいい雰囲気の景色を与えてくれたのでした。
私たちは「やっぱ持ってんじゃん!」とか言いながらテンションを上げていきます。
さてさて、前評判が相当アレだった千代駅。その時刻表を見て再び驚きます。
さすがにこの本数の少なさは初めてでした。飯田線の恐ろしさを知ります。
この駅には交換ノートのようなものも置いてありました。秘境駅巡りで来た人、とあるアプリの存在からこの駅を知って来たひと、さまざまでした。
せっかくなので私も少し書き残してきました。豊橋からたった3時間半ですから気になる人は見に行ってみてくださいね!
1駅くらい、歩けるっしょ!
時刻表の通り、次の電車が来るまでは時間があります。せっかくなので雨の降る中、次の駅、天竜峡駅まで歩いてみることにしたのでした。
かなりいい景色でした。
私的にはSILENT HILLっぽいなとも感じていました。
写真を見てわかるように、もう夜です。
ここで2日目の主な行程はおしまいとなったのでした。
次回、大阪まで帰ってこられるか、最大の選択が待ち受けています。
私たちは大阪までしりとりをつなげることができたのでしょうか。
<追記>3日目の記事が完成しました!