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『アホ』な旅やイベントに憧れる人のブログ。

わたしの『ファイヴ』とは。

2022年の2月11日19時10分、私の大好きなボカロ曲がついに伝説入りを果たしました。

 

Omoi氏の『ファイヴ』という楽曲です。どうして私がこの曲が好きなのか。今回は少しお話していきたいと思います。

それにあたってまずはOmoiさんとの出会いから語る必要があるでしょう。私のOmoiさんとの出会いは『小さな恋のうた(Synth Rock Cover)』でした。ボカロをあまり知らない友人とカラオケに行くにあたってなにかボカロ以外の曲も勉強しよう、そうだモンゴル800さんのあの歌とか良さそうだな、と思ってなんとなくニコニコで検索したらでてきたこのカバー。

ちょうどその時期は自分がボカロから離れている時期でもありました。

 

 

だけど。

 

 

そのカバーを聞いて、初音ミクがこんなにも気持ちをいれて歌えるのか、こんなにもすごい音圧なのにすっと耳に入ってくるような、そんな楽曲が存在するのかと衝撃を受けました。

それ以来Omoiさんの曲を漁りました。その中でも最初に聞いたのが『ファイヴ』だったんです。最初に聞いたときの衝撃は言葉で表されるものではありませんでした。イントロから重厚な音圧をしている中で、サビに入ったときもその音圧は維持しつつ初音ミクが叫ぶ。叫ぶ。改めてこんな気持ちの入れ方ができるんだという感動を覚えましたし同時にその歌詞にも感動を覚えました。

 

では、その歌詞について。

 

楽曲『ファイヴ』には

本当に伝えたいのは

[あ]から始まる5文字だけ!

という歌詞が2回、登場します。

 

突然ですが皆さんは[あ]から始まる5文字とは何だと思うでしょうか。「ありがとう」?「あいしてる」?「あいたいよ」?「あうひまで」?「あきないで」?「アルマジロ」?

 

とにかく、これに正解など存在しません。あってはいけません。

 

 

なぜならば。

 

 

「誰々がこれこれのことを感じたからこうこうこういう行動をとった」という全てを説明してしまうような文章を読んだとき、人は何を感じるでしょうか。私はそれはただの記録になってしまうと思っています。じゃあこの文章が記録になってしまう所以はなにか。

 

 

「解釈の余地を残していない」ことに尽きると考えます。

 

 

私たちが物語を読む際には少なからず、自分の中でエピソードや心情を補完しているものです。物語の中で「2ヶ月がすぎた」と言われたら、その中で登場人物が一緒に遊びに行ったりしていないだろうか、ときには喧嘩もしていないだろうか、と想像をして物語を作ります。この補完の仕方は人それぞれで、これにも正解はありません。

そして、この行為は人それぞれの経験にも依るでしょう。自分の人生経験と重ね合わせて、エピソードや心情にどのような補完をするか。

つまり、物語とは作者の描いた文章と私たちの経験、その2つの融合、あるいは昇華によって決まっているのではないか。

そう思うのです。

だから、この補完こそが物語を物語たらしめていると思うのです。ただの記録だった「物語」を点とすれば、私たちが今想像した物語は空間のある物体です。そう、核はあるけれどそこから拡がっているのだと。

 

じゃあ『ファイヴ』の歌詞に戻れば。

 

[あ]から始まる5文字を想像することが全てリスナーに任されています。 

 

多くは語られていないからこそ、登場人物にどのような性格を当てはめるかといったことにも余地が発生するでしょう。

すなわち、これは空間としての『ファイヴ』がとても広くなることを意味します。

 

そうして、聴く者一人一人が補完することによって『ファイヴ』が完成するのです。一人一人の『ファイヴ』が。

 

これこそが、私が出会って以降『ファイヴ』を愛する理由。

 

これからも私やみなさんの『ファイヴ』には変遷があるでしょう。人生が反映されるのだから。

 

 

でも私はそのときそのときの『ファイヴ』を、愛していく。空間としての『ファイヴ』を愛していく。

パワプロと統計

お久しぶりです。師走は「忙しくてお坊さんも走ってしまう」なんて言われますが近頃お坊さんもデジタル化しているようで。お経の配信とか、オンラインおみくじを自分でプログラムした方とか、デジタルと仏教なんてすごく斬新な組み合わせだなぁなんて感じますね。昔とある講演会で、『一見交わらなさそうな分野の融合にこそ価値が生まれる』と聞いたのが非常に印象に残っています。そういう今までになかった組み合わせを発見できたのは、ある意味よいことだったのではないでしょうか。でも、その開拓をするためには多少の勉強が要ったでしょう。それにあたって、自分も各分野最低限の知識は得ておきたいなぁなんて考えております…(考えだけは大層なんですがね)

 

それはさておき、今回は統計、特に2標本問題について少し学ぶことがあったのでそれを身近な例に用いて復習がてら検証してみたいと思います。

パワプロ、というゲームをご存じでしょうか。プロ野球をベースとしたゲームなのですが、このゲームには1年間ペナントレースをシミュレートする、というモードがあります。

 

ここで、一つ。それぞれの選手にはいろいろなパラメータが存在します。この中で『走力』、すなわち足の速さを表すパラメータに注目してみましょう。

このパラメータの最低値と最高値を持った選手の打率を比較したとき、そこの平均に優位な差は存在するのでしょうか。普通に考えれば足は速いほうがヒット数も増えて打率も増えるように思われますが、、、

早速ですがそれぞれ12回調査した結果を見てみましょう。この結果はとある動画からお借りしました。

 

  最高値 最低値
1 0.308 0.252
2 0.283 0.288
3 0.262 0.282
4 0.247 0.247
5 0.242 0.251
6 0.278 0.267
7 0.242 0.315
8 0.271 0.269
9 0.282 0.283
10 0.240 0.245
11 0.226 0.268
12 0.260 0.261
Ave. 0.262 0.269

以下検証になります。

 

それぞれの母集団は正規母集団であると仮定しておく。また、両者の分散は同じであると仮定する。

すなわち、走力が最高値の際の打率の分布を N(\mu_1,\sigma^2)、最低値の際の打率の分布を N(\mu_2,\sigma^2)とする。

また N(\mu_1,\sigma^2)から無作為に抽出した大きさ12の標本を X_1,X_2...X_{12} N(\mu_2,\sigma^2)から無作為に抽出した大きさ12の標本を Y_1,Y_2...Y_{12}とする。

 \overline{X} = \frac{1}{12} (X_1+X_2+... +X_{12}),{S_X}^2 = \frac{1}{11} \sum_{i=1}^{12} (X_i - \overline{X})^2

 \overline{Y} = \frac{1}{12} (Y_1+Y_2+... +Y_{12}),{S_Y}^2 = \frac{1}{11} \sum_{i=1}^{12} (Y_i - \overline{Y})^2

S^2 = \frac{1}{2} ({S_X}^2+{S_Y}^2), t=\frac {(\overline{X} - \overline{Y})-(\mu_1 - \mu_2)}{\sqrt{(\frac{1}{12}+\frac{1}{12})S^2}}とする。

このとき、tt(22)に従う。

さて、ここから帰無仮説と対立仮説を立てていくが、今回は走力が高い方が打率も高くなるだろうと思われるので、

帰無仮説H_0 : \mu_1=\mu_2、対立仮説H_1 : \mu_{1}> \mu_{2}とし、有意水準5%で検定する。

H_0のもとでt=\frac {\overline{X} - \overline{Y}}{\sqrt{(\frac{1}{12}+\frac{1}{12})S^2}}t(22)に従う。

よって棄却域はt \geq t_{0.05}(22)=1.717

今回、打率から計算すると\overline{X}=0.262,\overline{Y}=0.269,{S_X}^2=5.55\times 10^{-4}, {S_Y}^2=4.17\times 10^{-4},S^2=4.86\times 10^{-4}

したがってt=-0.778。棄却されない。

すなわち足の速さにより打率によい影響が与えられるとは言えない。

 

 

 

………まあ12回の平均値が、走力の速さと逆の関係を持っていたのでその時点でこの結果は確定していました。TeXを使ってみたかったのとちょっと復習がしたかっただけなのでいいんですよ(強がり)。

 

あとこれは余談なんですが、「tex: >」とするとうまく表示されないのはなんなんですかね?今回は無理矢理追い出しましたが…

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。次は「満足度94%!(回答数33人)」みたいなやつの信憑性を検証してみたいですね。

読書の夏

はじめに

 

ある講義でお世話になった教授のブログにこんなことが書いてあった。

 

本を読むだけではその内容を理解したかどうかはわからない。理解した気になっている、という場合が多い。本当の理解を助けるためにはアウトプットをしなければならない。 

 

原文ママではないが、この趣旨のことが書いてあった。たしかに、読んでいるときには「ああそうだな」と思っていてもいざそれを自分の力で組み立てろ、なんて言われても何から手をつけていいのか…全く手が出ないと言うことは今までにもよくあった。公式は理解しているけどそれを使う場面がわからないとかはわかりやすい例だろうか。とにかく、アウトプットの重要性には気がつくことができた。

 

つい先日、外山滋比古先生の『思考の整理学』という本を読み終えた。これもまた別の講義でお世話になった教授のすすめで読むことにしたものである。なかなか読むのに時間はかかってしまったがなんとか積ん読の餌にすることは避けられた。しかしまだ読んだ気になっただけ、という可能性は否定できない。だから、この場を借りて自分なりの"拡散的"思考を加えたこの本の理解をアウトプットしていく。

 

創造性・人間

 

前半部分で特に感じたのは、自分が高校までの勉強で一体何を学ぶことができたのか、ということであった。高校までの教育はグライダー人間、受動的にやるべきことを与えられてそれを的確にこなす人間を養成する場となっている。しかし今やコンピューターという最高のグライダー能力を持つライバルが現れた。それでは人間はこの先どうすればいいのだろうか。

 

創造性を発揮せよ、というのがこの書の答えである。ことばでは簡単に言えるが具体的な行動としては?

 

それこそ自分で"創造的に"考えなければならない。

 

…が私たちにはある程度の枠の中で創造性を発揮する場が与えられている、あるいは与えられる予定がある。レポートや卒業論文である。無から有を造り出す作業は創造そのものだろう。

 

そしてそれに当たるヒントがこの書の大部分に渡って与えられている。以下でみていく。

 

芽吹きと選別

 

まずはテーマを決めたい。

テーマは素材とアイデアが時間をかけて反応することでできあがる。素材は自分が疑問に感じたこと、違和感を覚えること。これらはしっかり手帳にメモしておくのがよい。なぜメモをするのか。忘れるためである。忘れないようにメモをすると言うがそれは連続的な記憶のためではない。最終的には連続的になるかもしれないが、書いた当初は断続的な記憶のためである。

 

人間無理をするのはあまり向いていない。熱心に考え事をしてもあまりよくないという。忘れて、しばらくたった頃にまたみる。そうするとまた新たな見方ができるかもしれない、というのは誰しもが経験したことがあるだろう。私も、前日考えて全くわからなかった数学の問題が、翌日5分考えたらわかったなどという経験は数え切れないほどある。

 

じゃあずっとほったらかしでいいのか、というとそうでもない。いつまでたっても斬新な考えが下りてこない場合だってある。下りてきても50年後とかだったら困る。

 

その時間を少しでも短縮するために。

たくさん忘却しろ、という。私たちの頭にだって容量というものがある。こんな情報社会では常にパンクしかけの状態にあると言ってもよい。脳のメモリは削減しておきたい。忘れることを恐れてはいけない。すべての物事を記憶している優等生はコンピューターだけでいい。

 

ただ、絶対に忘れてはいけないのはどのようなことか、というのを頭で明確にしておかないと、痛い目を見る。

 

忘却するためには睡眠をしたり軽い食事を取ったり散歩をしたり。気分転換に当たるようなことをたくさんしろと言う。いままで「ふと」思いついたのはどのようなときであったか。

 

芽を出し始めたアイデアは別のノートに移してやる。コンテクストが変わると思考の流れも変わる。もう一度、お引っ越しを経た上で命の宿ったものはテーマとするに足る。

 

テーマは決まった。それでは、とにかく書いてみる。大綱を作ってみる。こういうものはスピードが肝心である。そして推敲する。あるいは、書くのではなく人に話してみるのもよい。但し気をつけなければならないこともある。むやみやたらに話してそれがはなっから否定されてしまうと困ったことになる。話す人は選び、そして自分の着想には触れないようにして話さなければ。

 

これらを経れば、よいものができあがる…はず

 

…とここまで書いてきたのだがやはりアウトプットは難しい。大筋はこうであったと信じたい。というか私はそう理解した。拡散的作用の効果を信じる。

 

終わりに

 

他の記事でも書いたが私には文章の才が全くない。本に触れてこなかった。小説も大して読まなかったがこういった論説文を自分の意思で読んだのは初めてである。そのせいか読むのに時間もかかってしまった。時間がかかったのには他にも理由があって、「本の内容は完全に理解しなければならない!」と半ば強迫観念のような形で自分を追い込んでいた。だから読み進めるときは自分がしっかり思考を研ぎ澄ませるとき、としていたらとんでもなく時間がかかってしまった。すべての内容を自分なりに理解した上で、気になるところはメモを取るようにもした。流し読みして大事そうなところをメモするだけ、とはならないように気をつけた。

 

この読み方が正解かどうかはわからない。果たして皆はどのような読み方をしているのだろうか。

駅名しりとりの旅 ー解ー

はじめに

 

この記事では各駅の選択時、GMである私がどのように感じたかを軸として書いています。

 

本当は地図も載せたかったんですが私にはできませんでした…

またわかった際には載せられるよう努力します!

 

Twitter実況を見た方であれば、「この選択肢やばすぎだろwww」と思われた方もいるのではないでしょうか。その謎を少しずつ明かしていきます。大きなカギは「GMも地理に疎い」ということです。

 

本題:選択肢解説

本題に入りましょう。といっても軽い説明で解説とはいえないかもしれませんが。

1st choice

 

最初の選択肢、実はしょっぱなから飛ばしています。

まずは以下の画像からそれぞれの駅の大まかな場所を確認してみてください。

 

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東栄 とうえい 愛知県 5’20
外城田 ときだ 三重県 3’28
徳和 とくわ 三重県 3’09
栃原 とちはら 三重県 3’33
戸手 とで 広島県 5’06
砥堀 とほり 兵庫県 2’16
富田 とみだ 三重県 3’21
富田浜 とみだはま 三重県 3’19
十村 とむら 福井県 2’37
豊田町 とよだちょう 静岡県 4’34

 

 

確認しましたか?

はい。今見ていただいてわかったように、西は広島東は静岡まで広がっています。私は何を考えていたんでしょうかね…

 

「10分の5三重だし大丈夫でしょw」

 

とでも思っていたのか。実際、最初は富田浜駅(三重県四日市市)に行くことになったのですが、「最初から広島行ったら面白かったのになあ」とは今でも思います。

 

まあ広島静岡よりもっとやばい選択肢が一つ紛れているのですがそれはまた後で…

 

2nd choice

 

同様にまた大まかな場所をご確認ください。

 

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舞子 まいこ 兵庫県 5’00
舞阪 まいさか 静岡県 2’50
マキノ まきの 滋賀県 3’40
摩耶 まや 兵庫県 4’30
真鶴 まなづる 神奈川県 5’55

 

今回の大外れ枠は真鶴(神奈川)です。どこまで行くんだ、と。もう思いっきり関東ルートです。頭文字「ま」の駅を調べてたら出てきちゃったんですもん。ちょうど6時間以内で行けちゃうんですもん。

 

まあそういうわけで組み込んだんですが、選んではくれませんでしたね…

 

でもマキノ駅っていうの、本当は割と有名なんですってね、なんでもリゾート地だとか。僕は地名とか鉄道には昏いので知らなかったんですが。

 

3rd choice

 

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野田新町 のだしんまち 愛知県 3'06
野里 のざと 兵庫県 3'10
能美根上 のみねあがり 石川県 3'30
野々市 ののいち 石川県 3'38
野々口 ののくち 岡山県 5'03
能町 のうまち 富山県 5'24

 

 

このチョイスは本編ではさっさと済ませていますがよーくみると(見なくても)やばいのがちょいちょい混ざっています。富山とか岡山とか。結局たしかメンバーにはバレてないので今気づいたら殴りかかってくるんじゃないかと内心怯えています。

 

能町駅に行くには第3セクターを使わなければならないので本当はアウトですがまあミスの一個くらいいいよね

 

少し補足すると、GMの個人的な欲求としては一度西日本に行ってみたかったんです。だから今までの選択肢でも岡山県の駅が再三出てきてるんですよね。

 

メンバー的にもそれは同じようだったのでそこ「だけは」繋がっていましたかね…

 

まあでも無難な選択肢、野田新町を選んでくれたので大事件は起こらず。

 

気になったつぶやき

ここいらでちょっと気になったつぶやきに関して返信みたいなものをしてみます。

 

  • 「初手の"と"で東栄が①にいる時点で先行きに不安しかなかった」

 

なぜ不安がられているかというと東栄駅(1st choice ①)も例によって飯田線だからなんですよね…

これに関してもGMが全く知らなかったやつです。まあでもそのおかげでスリルが生まれてよかったですよね!(ニッコリ)

 

  • 「わたしもやりたかった」

 

ドMですか?

 

まずはジムに行きましょう。体力をつけましょう。私たち道中疲れすぎてほとんど寝てました。宿をとるのも結構難しくて、大変です。というのも、その日最後につく駅が確定するのはどうしても遅い時間になるのでそこからホテルをとらなければなりません。

 

それに私たち2日目はネカフェに宿泊したんですが、そのときは誰かさんがネカフェの場所を勘違いしていたおかげで駅から1時間ほど歩きました。今となってはそれもいい思い出ですが。

 

とにかく、ものすごく大変です。

 

それでもやりたいという方はご自分でされるもよし、私の企画に乗ってくださってもよいです。おそらくまた近い長期休みに行くかと思います。

 

4th choie

 

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茅野 ちの 長野県 5’38
茶屋町 ちゃやまち 岡山県 6’45
中部天竜 ちゅうぶてんりゅう 静岡県 3’13
千代 ちよ 長野県 4’31
千代川 ちよかわ 京都府 3’54

こいつが曲者。すべての元凶です。

 

何がひどいかというと、5つしか選択肢がないところにうち二つ飯田線(千代、中部天竜)を入れてしまったことなんですよね。それを回避してもなお長野県に飛ばされかねない。(長野県出身のかたごめんなさい)

 

 実は選択肢作成中には飯田線のことには気づいていませんでした。というのも、頭文字で検索して都道府県名を見て行けそうか判断していたので。

 

そのせいでよりにもよって飯田線の真ん中という恐ろしい駅、千代駅を引き当てることになったんですね。

 

余談ですが千代駅に至るまでの間には東栄駅(1st choice-①)や中部天竜駅をはじめとした隠れた危ない選択肢が表れて、僕も含め参加者全員で驚いていました。

 

5th choice

これが実質最後の選択肢となりました。GM的にはこれでも吉富駅を選択してほしいと思っていたのでいろいろと悩んでいました。選択肢を減らせば50/50で簡単になるし、かといって多すぎてもいけない。実はこの選択肢候補はほとんどが関東で、泣く泣く削ったものもいくつかありました。

洋光台 ようこうだい 神奈川県 4’41
横浜 よこはま 神奈川県 4’37
横芝 よこしば 千葉県 6’59
吉川 よしかわ 埼玉県 6’09
与野 よの 埼玉県 5’46
横須賀 よこすか 神奈川県 4’54
吉原 よしわら 静岡県 2’35
四街道 よつかいどう 千葉県 6’11
四ツ谷 よつや 東京都 5’17
与野本町 よのほんまち 埼玉県 5’53
余部 よべ 兵庫県 5’03
寄畑 よりはた 山梨県 3’49
吉富 よしとみ 京都府 4’12
四日市 よっかいち 三重県 2’03
吉永 よしなが 岡山県 5’56

ここから数少ない関西要素を残しつつあの7択を作り上げるに至ったわけですね。

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寄畑 よりはた 山梨県 3’49
吉原 よしわら 静岡県 2’35
吉富 よしとみ 京都府 4’12
吉永 よしなが 岡山県 5’56
洋光台 ようこうだい 神奈川県 4’41
四ツ谷 よつや 東京都 5’17
余部 よべ 兵庫県 5’03

 

 

50/50までは予定調和だったんですがそこからがなかなか大変でした。

まさか投票で吉原駅が1位になるとは。

 

おそらく「よしわら」駅を「よしはら」駅と読み間違えたんでしょう。ただ吉富駅が2位にいたのでどうやって誘導しようかと思っていたら誰かさんが寄畑駅を強烈に推す。

 

仕方がないので苦笑いで「なんで?」と聞き続けていましたが…逆効果でしたね。

 

最後に

とまあこんな感じで各選択肢に軽く解説を入れてきました。

 

移動距離とかをまとめてみるとこんな感じでした。

 

かかった費用…7230円(18きっぷ3日分)
実質運賃…27540円
総移動距離…1514.6km
総乗車時間34時間05分
(参考…本州最北端下北駅〜本州最西端梅ヶ峠駅までで1879.2km)

 

こう見てみると東行きがなんやかんや長野県で収まったのは奇跡だったんじゃないかとも思えますよね。

 

次は1週間ぐらいかけてやればもっと余裕が出るかも?

駅名しりとりの旅 <3日目ー2>

はじめに

 

この記事はこちらの記事の続きです。やっと完結します。

 

nyandailove.hatenablog.com

 

 

前回のあらすじ

 

順調に(?)つなげていた駅名しりとり。2日目でついにとんでもない選択肢を引いてしまう。なんと長野県の真ん中に行くことになってしまったのだ。それが災いしてクリアルートはただ一つに絞られたのだが運悪くそれは引き当てられず…仕方がないので私たちはそのクリアルートを辿るため京都府にある吉富駅までやってきたのだった…

 

大垣駅を5時に出た意味とは

 

吉富駅には3日目の8時半ごろに到着。ここからどこに向かうのかというと…

 

岡山県の美作滝尾(みまさかたきお)駅 である。

 

なんと、ここまで行けば無事にしりとりを大阪まで繋げられるのだ。

私たちはそそくさと吉富駅を後にし、片道6時間をかけて美作滝尾駅へと向かったのである…

 

新たな出会いの予感

 

美作滝尾駅に向かう電車の中でこの旅のバランスブレイカーと言ってもいい積分君から再びある提案があった。聞いてみれば岡山県にいる友人と私たちを会わせたい、というのである。

 

まさか、知らない人と会っても喋れんしなぁ、と思っていたら予想外にもその相手の方が食いつきがいいらしい。

 

リアルタイムで連絡を取り合う積分君を見て、もう準備をしてしまっているであろう彼女のことを想像し、私たちは観念したのだった。

 

道中彼が述べていたが私たちのようなコミュ障(一括りにしてごめん)と会わせたらどうなるか楽しみだという。酷いなぁ。

 

結局、お昼ご飯を岡山駅で一緒に食べようということになったのだった。

 

岡山駅にて。

 

12時だったか13時だったか、とにかくいいくらいの時間に岡山駅に到着。しっかり桃であったり、

 

こういうオブジェクトがあったりして、

 

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ちょっとだけ岡山まできたことを実感できた。

 

しかし、肝心の彼女が見つからない。私たちは岡山駅から降りたあたりをうろうろしていた。積分君は鳥を追いかけていた。

 

そうこうしているうちについに積分君がお目当ての相手を見つける。

だが彼女は「なぜか」遠くの木陰から私たちのことを覗いていた。

 

なぜなんだろうか?

 

1人は半分金髪の人

1人はメッシュの天然パーマ

1人は青髪でさらに鳥を謎に追いかけている

 

この集団のなにがおかしいというのか。全部です。

 

しょっぱなから強烈な印象を与えた上「怖い」とまで言われてしまった。普通ならコミュニケーション的には「詰み」な気がするが、私たちのことを少し面白いと思っているのか、その後はごく普通な会話がてきたのでその足で昼食を食べに向かったのだった。

 

昼食は美味しそうなハンバーグ店。

 

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私はなぜかカルボナーラを注文した。ここでもいくらか談笑したはずなのだがあまり覚えていない。6年男子校に幽閉されていた私にとって知らない女性と喋るのはかなりハードルが高かった。ものすごくあがっていたけれど、楽しかったのは覚えている。

 

楽しい時間は早く過ぎる。あっという間に電車の時間が来た。私たちは名残を惜しみながら最後の中継地点、美作滝尾駅へと向かった。

 

男はつらいよ

 

美作滝尾駅は木造の駅でかなり好きな雰囲気だった。なんでも映画『男はつらいよ』でも使われたらしい。

 

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40分くらい滞在時間があったので少し散策することにした。

 

比較的新そうな公民館、ポツンと佇む個人営業の商店、突然現れるゆうちょ銀行のATM、一面の畑。

 

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普段見られない景色を見られたし、ありきたりな表現だが空気が澄んでいるように感じられた。

 

そんなこんなで、私たちは最後の中継地点を後にする。

 

ついにゴールへ

 

長かった旅もついに終わりを迎える。

 

再び6時間を揺られて見慣れた場所へと戻ってきたのだ。その6時間もあっという間だった。みんな疲れてよく寝てしまっていたのだ。

 

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そういえば、疲れからか知らないがどこかの行程で突然駅のホームへ走り出した人がいたなぁ。

 

そういうのも含めて楽しかった。たくさんのハプニングがあるのもいいなと思えた。規模の大きなバカなことは楽しいなと思えた。

 

メンバーの1人が言っていた。

「パッと見意味無いようなことにしか意味はない気がする、そんなことないのはわかってるけど」

 

あながち間違いではないと思う。この旅だって無意味じゃなかった。そもそも意味を見出して始めたわけではないが。僕の大きな記憶として残ったし、新たな出会いを生むことにもなった。

 

やっぱり、バカな企画こそ至高だ。

 

と同時にこんなバカな企画に参加してくれた3人には頭が上がらない。ありがとう。

 

また、ここまで見てくださったみなさんにも、ありがとう。

駅名しりとりの旅 <3日目-1>

はじめに

前回の記事から1ヶ月以上たっちゃってますね…

 

nyandailove.hatenablog.com

 

世間はなんとかウイルスでてんやわんやしてるとき、この記事を書いてたらあんなとこやこんなとこも行きたいなって思えるようになりました。

 

いよいよ旅は最終日に入りかけています。長野県の秘境駅と言われる千代駅まで向かってしまった私たちは無事に大阪までしりとりをつなげることができたのでしょうか。

 

5th choice

千代駅から歩いて天竜峡駅へ向かった私たち。次の選択肢はどれが選ばれようといったん飯田線を逆流する必要があったため天竜峡駅から豊橋駅に戻る電車の中で運命の選択を行うのでした。

 

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また3時間、時間に猶予ができた彼らは落ち着いて考え始めます。

しかし、ここでGMから衝撃の事実が告げられます。

 

 

「実は…飯田線を往復してしまったことが響き、この選択を間違えるともう大阪に帰れません!」

 

 

重要な選択です。1/7を引き当てなければなりません。残ったライフラインはオーディエンスと50/50。うまく使えばぐっと正解を引く確率が上がります。

 

神推理…?

ここではなまるうどん君の名推理がさえました。

 

「洋光台なんてどうせ神奈川の金持ちが住んでる団地だろ(笑)」

 

えっ…?いや、ご名答ですよ…

さすがの私もこの推理(?)には敬意を表し洋光台が神奈川県であるという情報、さらにはこの選択肢中には[関東4:関西3]の割合で駅名が入っていることを伝えました。

 

と同時に、50/50を使えば[関東2:関西2]にすることも伝えました。

 

ここで詰んでしまっては意味がないので彼らはここでライフラインをすべて切ることを宣言します。

 

その結果、選択肢は次のようになりました。

 

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洋光台(神奈川)、四ツ谷(東京)、余部(兵庫)が取り除かれました。

 

残りは寄畑と吉3人衆、みたいな感じになりましたね。

とそれはさておき、オーディエンスの結果、以下のような回答が返ってきました。

 

寄畑…2票

吉原…23票

吉富…16票

吉永…11票

 

オーディエンスに従うなら選ぶべきは吉原(よしら)ですが・・・

 

積分君の謎の押し、再び

みんなが悩み続けていた時、積分君から衝撃の一言が飛び出しました。

 

「もう寄畑にしよ!」

 

はい?

まあ確かに悩んでもわからん奴だけどそれにしてもなぜ得票数の一番少ない寄畑にするのか

 

素直に気になったので「なぜ?」と聞きましたがこの問いに対する答えが「フィーリング」以外ありえましょうか。

 

僕がずっと問い続けていると「そんなに反対するということは・・・」みたいなメタ読みもされて結局寄畑を選択することになりました。

 

結果やいかに

観念した私はついに結果発表へと移ります。

 

寄畑は…

 

 

                     山梨県です!」

 

……こんな流れ2日目にもみませんでしたかね。

ほら、野田新町での発表のとき。千代をびっくりするくらい押していたのも彼だったような…

 

まだ関西の駅を選んでいればそこまで行ってできるだけ大阪に近づこうといった風にできたかもしれません。

しかし私たちは悪夢の関東行き切符、ひいては飯田線からの身延線という恐ろしい切符をゲットしてしまいました。

 

関東に行くことはそれすなわち3日目には帰れないことを意味します。

 

悩んだ私はある一つの提案を彼らにしました。

 

「この旅はもういったんGAME OVER扱いとしてクリアルートをたどりませんか」

 

おそらく彼らにも心残りがあったんでしょう。2つ返事で了承してくれました。

 

ただ一つ残っていたクリアルート。それも旅の終盤にして初めて分かったもの。その奇跡的なルートをこれからたどっていきます。

 

ですがまだ時刻としては2日目の夜。時間的にもギリギリなので私たちは大垣駅まで行ってから、そこに宿泊するのでした。(そこにもいろいろあったんですけどね)

 

ようやく3日目スタート

日が明けて3日目。確か大垣5時発くらいの電車に乗ったのですが駅に至るまでに走った時見た空がDAYBREAK FRONTLINEという曲の背景のようにとてもきれいだったことを覚えています。

 

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とまあ、滑り込みで電車に乗った後はどこに向かったかというと、吉富駅(京都)へ向かいました。

 

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今回の旅て訪れた駅はどれもよい雰囲気を醸し出していました。

 

まもなく乗り換えなければなりません。大垣を5時に出たり、こんなにも急ぐのはなぜか?

 

 

 

…次の駅が 岡山県 にあるからなんです。

 

最後に

まだ完結していませんが、この記事はここでいったん止めます。

長くなりすぎるといけませんしね。

 

というわけで、次回の記事では岡山県に行って日帰りで大阪へ帰ってくるというトンデモスケジュールです。お楽しみに。

駅名しりとりの旅 <2日目>

この記事はこちらの記事の続きです。

 

nyandailove.hatenablog.com

 

1日目はマキノにて素晴らしいホテルに宿泊することができました。

 それがとんでもなく幸運であったことをこの後私たちは知ることになるのです…

 

3rd choice

3回目の選択をするときがやってきました。マキノの『ノ』からはじまる駅名の候補は以下のようになっていました。

 

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さすがにゆっくり考える時間があったので今回は悩みに悩んだようです。野々市と野々口とか、似ていますが全く別の場所にありますしね。

 

ここで選ばれたのは………①の野田新町(愛知県刈谷市)でした。

 

メンバーの内の一人は愛知県出身。「おい!」と他の子に攻められると同時に「これ、帰省やん……」と嘆いていました笑

 

米原、大垣ループ

早朝、出発してさっさと野田新町をクリアしようという方針になりました。

 

このあたりの駅は大体米原、大垣を経由して向かうのであまり目新しさがないんですよね、実のところ。

 

まあそういうわけで野田新町駅です。

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このときの私は思いもよりませんでした。ここでの選択が大きく明暗を分けることになるとは。

4th choice

 

ついてすぐ、改札前で次の選択肢です。野田新町の『チ』からはじまる駅名は以下のようになっていました。

 

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早速悩む一行ですが…

 

まず③の中部天竜について、さすがに地理よわよわの人をレギュレーションとしたとはいえ、天竜が静岡あたりにあるということはわかったようです。そして実質4択という状況を作り出します。

 

ここで私はある提案をしました。

 

ライフライン、使わないんですか?」

 

そうです、駅名しりとりの旅 <前日譚>に書きましたように、この旅には救済措置が設けられていました。

 

テレフォン、50/50、オーディエンス。

 

この提案から、彼らはテレフォンを使う選択をしたのです。

 

ばれていく、選択肢のエグさ

テレフォンをかけたのはメンバーの一人の同期らしい。企画の説明と選択肢を教えたところ、以下のような回答が帰ってきました。

 

天竜は静岡!あと茅野は長野県やったと思う。」

 

長野県。
 
わかる人にはわかるんですが長野県を通る路線は大方飯田線という"king of king"とも呼ばれる路線なんですね。なぜそんな呼び名があるかというと飯田線は全長195.7kmをたった2両編成の電車が、7時間かけて走り抜ける路線となっているから。さらには秘境駅の宝庫、といった感じです。
 
万が一そんな路線の駅に出てしまったら行くにも帰るにも多大な時間がかかるはずですね!!
 
しかし電話相手の彼から得られた情報はそれだけでした。結局のところ3択。
 

運命の分岐点

僕は親切なのでひとつ、教えてあげました。

 

「この中に1つ、京都の駅があるよ!」

 

果たしてそれが茶屋町なのか、千代なのか、千代川なのか。

 

しばらくの間あれでもないこれでもないと言い合っていたのですがここで突然積分君が「千代にしようぜ!」と言い出します。

 

勢いも大事だ、ということでみんなそれに乗ったのですが……

 

千代駅は…

 

               長野県です

 

こう発表したとき、みんなの目の色が変わったのがわかりました。

 

この時点で2/5の選択肢が長野県であったことがわかります。GMはいったい何を思ってこんな選択肢にしたんでしょうか。

 

こうして2日目は長野県秘境駅探索の旅へと変貌してしまったのです。

 

長い旅路

実を言うと、飯田線は僕の思っていたよりも過酷なところではありませんでした。

ホトンドノコウテイネテタシ

 

ずっと座っていられる、というのも大きかったですね。

 

とはいえ長時間の移動は応えます。

 

私たちは愛知県豊橋駅から47駅・3時間半かけてやっとの思いで長野県飯田市千代駅に到達したのでした。

 

 

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道中、いい雰囲気

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実はこの日は雨が降っていて疲れのたまった私たちにはかなりこたえていたのでした。

 

でも、この天候こそ上の写真のようにとてもいい雰囲気の景色を与えてくれたのでした。

 

私たちは「やっぱ持ってんじゃん!」とか言いながらテンションを上げていきます。

 

さてさて、前評判が相当アレだった千代駅。その時刻表を見て再び驚きます。

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さすがにこの本数の少なさは初めてでした。飯田線の恐ろしさを知ります。

 

この駅には交換ノートのようなものも置いてありました。秘境駅巡りで来た人、とあるアプリの存在からこの駅を知って来たひと、さまざまでした。

 

せっかくなので私も少し書き残してきました。豊橋からたった3時間半ですから気になる人は見に行ってみてくださいね!

 

1駅くらい、歩けるっしょ!

時刻表の通り、次の電車が来るまでは時間があります。せっかくなので雨の降る中、次の駅、天竜峡駅まで歩いてみることにしたのでした。

 

かなりいい景色でした。

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天竜峡駅は目前

私的にはSILENT HILLっぽいなとも感じていました。

 

写真を見てわかるように、もう夜です。

 

ここで2日目の主な行程はおしまいとなったのでした。

 

次回、大阪まで帰ってこられるか、最大の選択が待ち受けています。

私たちは大阪までしりとりをつなげることができたのでしょうか。

 

<追記>3日目の記事が完成しました!

 

nyandailove.hatenablog.com