Uのblog

『アホ』な旅やイベントに憧れる人のブログ。

駅名しりとりの旅 <3日目ー2>

はじめに

 

この記事はこちらの記事の続きです。やっと完結します。

 

nyandailove.hatenablog.com

 

 

前回のあらすじ

 

順調に(?)つなげていた駅名しりとり。2日目でついにとんでもない選択肢を引いてしまう。なんと長野県の真ん中に行くことになってしまったのだ。それが災いしてクリアルートはただ一つに絞られたのだが運悪くそれは引き当てられず…仕方がないので私たちはそのクリアルートを辿るため京都府にある吉富駅までやってきたのだった…

 

大垣駅を5時に出た意味とは

 

吉富駅には3日目の8時半ごろに到着。ここからどこに向かうのかというと…

 

岡山県の美作滝尾(みまさかたきお)駅 である。

 

なんと、ここまで行けば無事にしりとりを大阪まで繋げられるのだ。

私たちはそそくさと吉富駅を後にし、片道6時間をかけて美作滝尾駅へと向かったのである…

 

新たな出会いの予感

 

美作滝尾駅に向かう電車の中でこの旅のバランスブレイカーと言ってもいい積分君から再びある提案があった。聞いてみれば岡山県にいる友人と私たちを会わせたい、というのである。

 

まさか、知らない人と会っても喋れんしなぁ、と思っていたら予想外にもその相手の方が食いつきがいいらしい。

 

リアルタイムで連絡を取り合う積分君を見て、もう準備をしてしまっているであろう彼女のことを想像し、私たちは観念したのだった。

 

道中彼が述べていたが私たちのようなコミュ障(一括りにしてごめん)と会わせたらどうなるか楽しみだという。酷いなぁ。

 

結局、お昼ご飯を岡山駅で一緒に食べようということになったのだった。

 

岡山駅にて。

 

12時だったか13時だったか、とにかくいいくらいの時間に岡山駅に到着。しっかり桃であったり、

 

こういうオブジェクトがあったりして、

 

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ちょっとだけ岡山まできたことを実感できた。

 

しかし、肝心の彼女が見つからない。私たちは岡山駅から降りたあたりをうろうろしていた。積分君は鳥を追いかけていた。

 

そうこうしているうちについに積分君がお目当ての相手を見つける。

だが彼女は「なぜか」遠くの木陰から私たちのことを覗いていた。

 

なぜなんだろうか?

 

1人は半分金髪の人

1人はメッシュの天然パーマ

1人は青髪でさらに鳥を謎に追いかけている

 

この集団のなにがおかしいというのか。全部です。

 

しょっぱなから強烈な印象を与えた上「怖い」とまで言われてしまった。普通ならコミュニケーション的には「詰み」な気がするが、私たちのことを少し面白いと思っているのか、その後はごく普通な会話がてきたのでその足で昼食を食べに向かったのだった。

 

昼食は美味しそうなハンバーグ店。

 

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私はなぜかカルボナーラを注文した。ここでもいくらか談笑したはずなのだがあまり覚えていない。6年男子校に幽閉されていた私にとって知らない女性と喋るのはかなりハードルが高かった。ものすごくあがっていたけれど、楽しかったのは覚えている。

 

楽しい時間は早く過ぎる。あっという間に電車の時間が来た。私たちは名残を惜しみながら最後の中継地点、美作滝尾駅へと向かった。

 

男はつらいよ

 

美作滝尾駅は木造の駅でかなり好きな雰囲気だった。なんでも映画『男はつらいよ』でも使われたらしい。

 

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40分くらい滞在時間があったので少し散策することにした。

 

比較的新そうな公民館、ポツンと佇む個人営業の商店、突然現れるゆうちょ銀行のATM、一面の畑。

 

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普段見られない景色を見られたし、ありきたりな表現だが空気が澄んでいるように感じられた。

 

そんなこんなで、私たちは最後の中継地点を後にする。

 

ついにゴールへ

 

長かった旅もついに終わりを迎える。

 

再び6時間を揺られて見慣れた場所へと戻ってきたのだ。その6時間もあっという間だった。みんな疲れてよく寝てしまっていたのだ。

 

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そういえば、疲れからか知らないがどこかの行程で突然駅のホームへ走り出した人がいたなぁ。

 

そういうのも含めて楽しかった。たくさんのハプニングがあるのもいいなと思えた。規模の大きなバカなことは楽しいなと思えた。

 

メンバーの1人が言っていた。

「パッと見意味無いようなことにしか意味はない気がする、そんなことないのはわかってるけど」

 

あながち間違いではないと思う。この旅だって無意味じゃなかった。そもそも意味を見出して始めたわけではないが。僕の大きな記憶として残ったし、新たな出会いを生むことにもなった。

 

やっぱり、バカな企画こそ至高だ。

 

と同時にこんなバカな企画に参加してくれた3人には頭が上がらない。ありがとう。

 

また、ここまで見てくださったみなさんにも、ありがとう。